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テレビ制作Ⅱ「ショートドラマ制作」 平成27年度 前期・授業リポート

〜ショートドラマ『MMD』制作〜

■演出担当:中田有香
 (平成27年度放送学科2年/テレビ制作専攻)
 私は今回の「MMD」という作品においてディレクターをつとめ、脚本家と二人三脚の形で撮影に臨みました。初めてのドラマ撮影だったこともあり、私個人としても「しっかりと準備をしなければ」という意識が強かったように思います。全4回の撮影の中で、私の班のスタッフはどんどん上手く連携を取れるようになっていき、水曜日に撮影が終わるとすぐに次の撮影の準備をし、次の週の月曜日までには準備ができている、というサイクルで、余裕を持って毎回の撮影を迎えることが出来ました。
 また、脚本家とディレクターを分けていたのは私の班だけでしたが、そのおかげで情報の共有を徹底することができました。外部からお越し頂いて私達の撮影に参加して下さったプロダクションの役者さんにも、脚本家と私で擦り合わせた役のイメージを細かく伝えることができ、役者さん側からも「楽しかった」という言葉を頂くことが出来ました。撮影が終了した今でも役者さんとの交流は続いており、とても良い形でクランクアップをすることができた、と我ながら思います。
 私はなるべくしっかりと撮影のプランニングをし、効率よく、且つ臨機応変に撮影を行えるよう準備していくことを意識していましたが、同じようにスタッフ全員がそのような意識を持ち、それぞれが準備をした上で撮影に臨めたことは、とても良かったように思えます。
 私のディレクターとしての初めてのドラマがこの班で本当に良かったと思います。反省点を挙げればもちろん沢山ありますが、それ以上に得たものの多い実習となりました。私が演出した「MMD」が、脚本家として頑張ってくれた友人の頭の中を少しでも再現できていたら嬉しいです。


撮影前に出演者と演技について打ち合わせするディレクター


スタジオでの撮影風景 喫茶店のシーンでレールドリーを使用しての撮影


ニュース番組シーンの撮影風景。放送学科の森中教授(元アナウンサー)が出演


スタジオでの撮影風景。白バックでイメージシーンの撮影


撮影終了後、出演者・スタッフ一同で記念撮影