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テレビ制作Ⅱ「ショートドラマ制作」 |
令和7年度 前期・授業リポート |
『101回目の一目惚れ』
■脚本/演出:中嶋勇斗 (令和7年度放送学科2年/テレビ制作)
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椅子から立ち上がる役者の後ろ姿を撮影したときのこと。映像にするとたった1秒。その1秒を撮影するのに30分ほど時間を割いた時があった。アングルが決まらず、三脚を3回も変えた。椅子を画面に入れるか、入れないかの違いだった。はっきり言って映っていようがいまいが物語には何の問題もない。だが、それでも椅子を含めた低い位置からの画が欲しかった。
今回初めてドラマ撮影を行ったが、良い作品になるかどうかは、「どれだけこだわることが出来るか」ではないかと感じた。物語を作り上げるのに必要なのは役者さんだけではない。カメラマン、照明、音声、美術、他にも撮影場所や小道具、衣装、エキストラなど、多くの要素を含んでいる。その一つでも手を抜けば作品としての質が下がってしまう。撮影は妥協すれば楽に終わる。しかし、そのような作品を作りたいとは思わない。ドラマ撮影に限らず、すべての制作において妥協を許さない姿勢でいようと思える実習になった。